コンクリートの刷毛引き仕上げと金ゴテ仕上げを徹底比較!
2024-06-01 更新

こんにちは。
最近は外構業界の技術革新により、コンクリートにも様々な種類が登場しています。主に駐車スペースに用いられることの多い一般的なコンクリートから、透水機能を持たせた透水性コンクリート、表面にデザインを施すことで意匠性を持たせたスタンプコンクリート、コンクリートに色をつけたカラーコンクリートなど、実にバリエーションが豊富です。これだけたくさんのコンクリートが登場しても、やはり一番人気なのはグレーの一般的なコンクリート。実用性が高くデザイン性は目地を使ってプラス出来るので、ガーデンプラスでも圧倒的にご依頼件数が多いです。でも実はコンクリートには、刷毛引き仕上げと金ゴテ仕上げの2つの仕上げ方法があるのをご存知でしょうか?見た目の違いだけでなく機能性にも違いがあるので、ぜひ知っておいて損はありません!
そこで、今回は刷毛引き仕上げと金ゴテ仕上げの違いや、メリットデメリットについてご紹介いたします。
コンクリートの構造

まずはコンクリートの構造からご紹介させていただきます。
コンクリートは一見すると地面にセメントを塗っているだけのようにも見えますが、実は2層構造。地面を20cmほど掘削してから砕石を入れ、ワイヤーメッシュ筋を張ってからコンクリートを流し込みます。このように多層構造にすることで強度を高め、お車など重量の重いものが乗っても強度を保てるようにしているのです。ここまでは刷毛引き仕上げも金ゴテ仕上げも同じ。違いは最後の仕上げ作業です。
引用のタイトル
コンクリートは一見すると地面にセメントを塗っているだけのようにも見えますが、実は2層構造。地面を20cmほど掘削してから砕石を入れ、ワイヤーメッシュ筋を張ってからコンクリートを流し込みます。このように多層構造にすることで強度を高め、お車など重量の重いものが乗っても強度を保てるようにしているのです。ここまでは刷毛引き仕上げも金ゴテ仕上げも同じ。違いは最後の仕上げ作業です。
刷毛引き仕上げ

まずは刷毛引き仕上げからご紹介いたします。
お写真をよーく見ると、縦に筋が入っているのがお分かりいただけますでしょうか?コンクリートを流し込んで乾かないうちに、刷毛を使って表面に筋模様をつけています。このように意図的に凹凸をつけることで雨の日も滑りにくく、安全性を高めるために刷毛引き仕上げにすることが多いです。デメリットとしては、凹凸があることで砂利や埃などが入り込んでお掃除しにくいことが挙げられます。
金ゴテ仕上げ

一方のこちらは金ゴテ仕上げ。普通のお写真では表面のテクスチャーが分かりにくいので、雨上がりのお写真でご紹介いたします。
金ゴテ仕上げの良さといえば、表面のつるっとした滑らかな仕上がり。雨上がりは表面にツヤが出るほどです。金ゴテ仕上げは表面の仕上がりが美しいだけでなく、つるっとしているので掃き掃除も簡単。落ち葉や砂埃もコンクリート表面にひっかかることなくスムーズに掃けます。デメリットとしては、コンクリート表面に凹凸がない分、雨の日に滑りやすいこと。日常的に通路として使うアプローチに土間コンクリートを打設する場合は、金ゴテ仕上げはあまりおすすめしません。デザイン性を高めたい駐車スペースや、お掃除しにくいデッキ下への施工がおすすめです。

いかがでしたでしょうか?
今回は簡単にコンクリートの刷毛引き仕上げと金ゴテ仕上げについてご紹介させていただきました。メリットデメリットをまとめるとこうなります。
まとめ
刷毛引き仕上げ(太字)
- メリット・・・ザラザラしていて凹凸があるので滑りにくい。
- デメリット・・・砂埃が溝に入りやすく、お掃除しにくい。
金ゴテ仕上げ
- メリット・・・仕上がりが美しく、お掃除しやすい。
- デメリット・・・雨の日は足元が滑りやすい。
コンクリートの仕上げは重視されない方も多いですが、日常生活に意外と響いてきますので、コンクリートの仕上げもぜひしっかり見極めて選ぶようにしましょう。今回は一般的なコンクリートの仕上げについてご紹介しましたが、冒頭でもご紹介させていただいたスタンプコンクリートやカラーコンクリート、おしゃれな目地の入れ方についてもガーデンプラスの公式HPにてご紹介しています。ぜひチェックしてみてください!
金ゴテ仕上げと刷毛引き仕上げについて、動画でも解説しています。実際に職人がコテで表面をおさえたり、刷毛で模様をつける様子も見られますので是非ご覧ください。